〔02〕三川山(888m)

標高差 660m
(香住町)

2004年04月24日


佐津川沿いに三川権現まで車で走り、三川権現前の駐車場に車を停める、三川権現付近のシャクナゲはちらほら咲いている程度。

林道を少し歩き砂防ダムを巻いて崖っぷちの道を進むと沢に出る、昨日の雨の影響で沢水が多く、沢渡りに神経を使う。

前回と同じく登りの比較的緩いシャクナゲコースから登る、シャクナゲを掻き分け急登を登るが、期待のシャクナゲの花は少なく、花時期を間違ったのではなく、花芽が少ない様だ、今年は外れ年か。

シャクナゲの花は少ないがツツジ、イワカガミ、タムシバが満開となっており、急登を過ぎてからは雑木林の新緑の美しさに目を奪われる。

”山頂まで700m”の標識が出てくる頃には残雪が現れる様になり、標高は低くてもさすが日本海側の山を感じさせてくれる。

今日はペースメーカが参加していたので山頂までは2時間を要すゆっくりハイキングとなり、これもたまには良いものだの感じ。山頂からは杉木立の僅かな隙間から日本海が望める程度で、周りには電波設備が沢山あり殺風景、季節外れの寒波が入り気温は10℃、風がありTシャツでは寒い。

奥の院コースから下る、訪れる人は少ないのかササヤブの道は踏み跡がはっきりしない、前回、真夏に訪れた時にはクモの巣で苦労したものであるが、この季節はほとんど皆無で快適に歩ける。

急斜面に差し掛かるとシャクナゲが多くなり、シャクナゲコースよりも花数が多く、花色が美しく、ツツジ、タムシバも奥の院コースの方が俄然多い。

下りもゆっくりペースで1時間40分で下山を終える。

前回、2001年08月の三川山 ←クリック

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砂防ダムを越え、増水した沢を渡る。 分岐点からシャクナゲコースを登りに選ぶ。
前半の急登をこなす。 途中にあった直径60cmはある”サルノコシカケ”
新緑が美しい気持ちの良い登山道を進む。 新緑と共に草花が多く楽しませてくれる。
残雪が多くなる、残雪には踏み跡が無く、シャクナゲシーズンにも関わらず人気の無い山なのか。 三川山(888m)山頂、この隙間のみから日本海が望めるのみ、回りは電波塔の設備で殺風景。
奥の院コースにはシャクナゲの花が多い。 花色も奥の院コースの方が綺麗に感じた。
前回、真夏に三川山を訪れた時には生茂る下草、展望の得られない山頂、凄まじいまでのクモの巣で ”最低ランクの山” と感じたが、今回、花シーズンに再来して気持ちは180゚転換してしまった。

シャクナゲの花は思った程は咲いていなかったが、新緑の登山道はなんとも言えないすがすがしさを感じた。

荒廃した登山道、踏み跡の薄さは阪神間から一番遠い山のせいか、訪れる人が少ない感じであり、シャクナゲシーズンである今日も我々以外の登山者は居なかった。

シャクナゲを上回る満開のツツジ、タムシバは終わり掛けている。
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